燦燦ヴィラでは、命が命をつなぐという、自然の根源的な循環を体感いただける特別な体験をご用意しています。
それは、畑でバッタを採り、ニワトリに与え、そのニワトリが卵を産み、その卵をいただく――。
ひとつの命が次の命を育み、また新たな命へとつながっていく。その小さな流れの中に、生命の尊さが宿っています。
最初は「かわいそう」と口にする子どもたちも、ニワトリが自然のままにバッタを食べる姿を見つめるうちに、
「命って、こうやってつながっているんだ」と静かに気づいていきます。
卵を口にしたとき、「バッタの命がここにある」と感じる方もいらっしゃいます。
そこには、感情ではなく、本能的な理解――“生きる”という行為への深い共感が生まれます。
淡路島で感じる、命がめぐるということ
このような体験を通して、食べものや生きものへの向き合い方が変わったとおっしゃる方も少なくありません。
命をいただくことの意味、自然の仕組みの奥ゆかしさ。
それらを、理屈ではなく体験として感じていただけたら――そう願いながら、私はこの活動を続けています。
落ち葉が土に還り、野菜が育ち、虫が集まり、鳥が食べ、人がいただく。
すべての命がひとつの円を描くように、私たちもその輪の中で生かされています。
どうか、この淡路島の畑で、
命が静かにめぐる瞬間を、手のひらと心で感じてみてください。
